校長のつぶやきvol5をご覧いただきありがとうございます。本校においては直方市教育委員会との連携のもと、子育てを支援、理解する取り組みとして「直方市子育てサロン」を本日の開設式を皮切りに、1月までの計7回を予定しています。本校の保育選択者が参加者と様々な活動で交流を進めてまいります。授業だけではなく行政や地域と連携しながら生徒のキャリア形成を図る学校運営に対して、本校を今後とも温かくお見守りいただきますようお願い申し上げます。
「令和4年度 直方市子育てサロン開設式 校長挨拶」 令和4年度直方市子育てサロン「ちくちくワンダーランド」の開設式にあたり、一言御挨拶を申し上げます。本日は直方市教育長 山本栄司様をはじめ、直方市教育委員会から関係の皆様を多数お迎えして、本年度の子育てサロンを開設できますことに心からお礼申し上げます。今年で4年目の取り組みとなりますが、本年度から年次進行していく高等学校学習指導要領においては、家庭科の学習内容「子供の生活と保育」において2点の目標が明示してあります。一つは「乳幼児期の心身の発達と生活、親の役割と保育、子供を取り巻く社会環境、子育て支援について理解するとともに、乳幼児と適切に関わるための基本的な技能を身に付けること」 二つは「子供を生み育てることの意義について考えるとともに、子供の健やかな発達のために親や家族及び地域や社会の果たす役割の重要性について考察すること」とあります。 「子育ては親が担い、その責任は親にある」といった旧態依然の考え方から「子供は社会の宝」「子育てとは未来の社会を支える人材育成」といった視点に立って、安心して子育てができる環境作りを行政と地域社会が連携していく必要があると思います。まさしく学習指導要領の目的を学校教育で実現し、その知識と技能を当事業において実践していくことは、本年度の本校保育選択者9名においては「世のため人のため」に社会貢献できると同時にそれぞれのキャリア形成を果たしていく上で、またとないチャンスではないでしょうか。そのような観点からも「子育てサロン」の取り組みは大変意義あるものと考えます。このような企画を継続していただく直方市教育委員会をはじめ、関係の皆様に改めてお礼申し上げます。 また、参加者の皆様方におかれましては、365日、日々の子育てに対しまして、心から敬意を表します。年間 7回予定の本校「ちくちくワンダーランド」において、少しでも肩の力を抜かれ、充実した時間をお過ごしいただければ幸いです。子育ては一人で背負うものではなく家族や地域社会の深い愛情のもと行われていくことを参加者全員が確信できる機会になること、そして、この様な取り組みが社会へ益々普及していくことを祈念しまして、御挨拶といたします。 令和4年5月18日 福岡県立筑豊高等学校長 杉 野 晴 一 |
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