学校経営方針

1 スクールミッション

 「予測困難な時代をたくましく生き抜く産業人材を育成する学校」

地域の産学官連携による実践的教育活動を通して、社会人基礎力を身に付け、卒業後に即戦

力として地域社会へ貢献できる商業と家庭分野の専門家を育成します。

(1)あきらめず最後までやり通す、学ぶ意欲の高い人材(知)

(2)礼儀を重んじ、相手を思いやる豊かな心をもった人材(徳)

(3)困難なことにも忍耐強く挑戦する体力と、くじけない心をもった人材(体)

(4)地域社会を支え、地域社会に貢献できる人材(地域創生)

2 校訓

       「誠実・親愛・創造」

3 スクールポリシー

○グラデュエーション・ポリシー(育成を目指す資質・能力)

・起業家教育の視点に立ち「マネジメント」「クリエイティブ」「ホスピタリティ」の領域に必要となる

資質・能力を育成し、地域や社会で必要とされる人材の育成

・就職後は即戦力、即社会人として活躍できる人材の育成

・進学後は専門的な学びを更に深め、自らの進路選択の幅を拡大できる人材の育成

○カリキュラム・ポリシー(実践的・体験的な学習活動)

・起業家による講義や実習等、3年計画による体験的活動【起業家育成プログラム】

・地元商店街や提携店舗での販売活動、商業施設でのファッションショー等、地域産業界

と連携した実践的活動

・直方市との協働による子育てサロンの開設等、地域行政と連携した社会的活動

・幼小高大連携での保育実習や被服実習等、異校種間と連携した体験的活動

・社会人招聘事業を活用した体験的活動

○アドミッション・ポリシー(求める生徒像)

・責任感をもった正直な生徒 (誠実)

・人の気持ちを理解し、自他を大切にする生徒 (親愛)

・何事にも挑戦しようとする意思と創造性をもった生徒 (創造)

4 指導重点目標

   「生徒の学校満足度を高める教育活動の推進へ向けて」 8本の柱

(1)安心・安全な学校づくり「危機管理体制の構築」

(2)ワークライフバランスのとれた働き方の実現「職員の健康(心と身体)&風通しのよい職場」

(3)やりがいのある学年経営、クラス経営の確立「組織としてのリスペクトある支援体制」

(4)基礎学力の定着「主体的に学ぶ意欲の育成を目指した観点別評価の有効活用」

(5)鍛えて、ほめて、生徒の可能性を伸ばす教育活動の実践「筑豊プライドの醸成」

(6)キャリア教育、職業教育の充実「オープンキャンパスやインターンシップへの積極的参加」

(7)実践的、体験的な教育活動の推進「地域貢献活動への積極的参加」

(8)積極的な情報発信「広報活動の充実」

5 具体的目標

(1)集会やホームルーム及び研修等を通じて、登下校、出退勤時や教育活動全般におけるリスクをマネジメントできる生徒と職員の危機管理体制を構築する。職員においては特に人権感覚の涵養、働き方改革の推進、及び不祥事防止の啓発を促す研修体制を充実させる。また、教育活動全般を通して、生徒相互の理解と尊重を促し、生徒一人ひとりが安心・安全で居場所のある学校を作るため、多様性を認め合い、自他の人権を守ろうとする実践力・人権感覚を育成する。そして特別な支援を要する生徒や不登校等の生徒への手厚い指導をSC・SSWと連携し、誰一人取り残さない個別最適な生徒指導を推進することによって、転退学のない信頼される学校づくりに努める。

(2)教職員一人ひとりが生徒と向き合える時間を確保し、やりがいと充実感をもって教育活動に取り組めるよう、行事や業務の精選、業務量の平準化、外部専門家の活用、組織での対応等を推進し、週休日には心と身体を休める時間を確保する。また、管理職や各部課長のリーダーシップのもと、「チーム筑豊」として風通しのよい職場環境づくりに努める。

(3)学年主任のリーダーシップのもと、担任・副担任がやりがいをもってクラス経営に臨むことができる組織的な支援体制を確立させる。協力しあう教員の姿と、その取組が生徒の成長、育成にリンクしていく協働的な教育活動を展開していく。「生徒の笑顔は学校の宝 学校の宝は生徒の笑顔」を大切にできる愛ある教育を施す教師集団を目指す。

(4)観点別評価を有効に活用し、生徒の学びに向かう主体性を育成するとともに低学力、及び特別な支援を要する生徒の進路保障につなげる。主体性を基軸として基礎的・基本的な学力の定着を図り、ICTの活用や習熟度、TT、AL型授業などを手段とした授業改善に取り組む。また、教科内連携による指導法の共有や専門研修及び公開授業等を活用した教職員のスキルアップを図り、個別最適な学びと協働的な学びを推進する。

(5)各科の特色ある取組や学校行事、生徒会活動、部活動及びボランティア活動等を通して、自己有用感や自尊感情、コミュニケーション能力及びチャレンジ精神を育成し、鍛えてほめることにより生じる自己肯定感や達成感を味わせ、筑豊高校生としての帰属意識を涵養する。

(6)自己の進路を切り拓くキャリア教育と職業教育を充実させ、成年年齢引き下げの自覚のもと社会生活に主体的に参加する態度と能力を育成するとともに、第1希望進路の実現を目指す。また、3年間の計画的、継続的なキャリア教育と職業教育を展開し、オープンキャンパスやインターンシップ及び応募前職場見学等に積極的に参加する生徒を育成する。

(7)コミュニティ・スクール導入校として、専門教育や産業教育を活用した「実学の筑豊」をアピールすべく地域創生をテーマに、本校の専門性を活かした地域社会への貢献活動を行い、地域に密着した学校づくりを行う。地域連携についてはできる事とできない事を精選し、職員のワークライフバランスの取れた働き方とリンクできるように留意する。

(8)募集定員の確保を目標として、1年間を通して計画的、合理的な中学校訪問やオープンスクールを実施する。また、学校ホームページやSNSを活用した広報活動を充実させ、専門高校としての魅力や特色を様々な場面で発信していく。

6 本校の将来ビジョン

本校は創立116年目を迎え、卒業生総数28,176名を誇る筑豊地区唯一の専門高校である。入学時から「社会に出るための力を身に付けること」を目標として、教室での学習と共に様々な体験活動を多く取り入れた「実学」重視の学習により、卒業後は地域社会を支え、地域社会に貢献できる(地域創生)人財となるべく教育活動を推進している。しかし、毎年定員割れが続く中にも、令和6年度入試において商業に関する学科の出願者数は定員120名に対して59名と過半数を割る衝撃的な数となった。他地区において商業に関する学科を設置する学校でここまでの定員割れをする学校はなく、筑豊地区における商業教育へのニーズについて分析すべき必要性を強く感じる。

このような現状の中においても、いかに本校の特色や魅力を「選ばれる県立高校」として発信し、積み上げていくのか、学校再編等も話題になる中、生き残りをかけて取り組んでいくことは、本校を選んで入学してきた生徒が卒業する時に「筑豊高校に来てよかった」と笑顔と涙で卒業していく姿、そして、全員第一希望進路の実現を全職員のミッションとして、学校満足度の高い教育活動を粛々と展開していく他ないと考える。10年後、20年後も「筑豊高校ここにあり」と地域社会から必要とされ、信頼される学校であるためにも全職員で力を合わせ、本年度の「学校経営方針」の具現化と本校の更なる魅力化、特色化を推進していく。

2024年9月
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  • 2(月) 就職希望者用応募書類発送  長期休業明け個人面談(45分×6限) 「課題研究」生徒実践発表会事前指導(商4限:視聴覚教室)
  • 3(火) 進学指定校推薦希望者申込締切・公募推薦希望者申込開始
  • 5(木) 人権教育推進委員会(1限)  3年面接指導(6限)  のおがた五日市
  • 6(金) 明治屋産業販売実習(1年3組)         全職員による面接指導(3年)〜      
  • 7(土) 社会人招聘授業(ブーケ製作・生デ3年作品制作講座) 直方歳時館販売実習(生デ課研調査研究班
  • 8(日) 第72回英語検定試験
  • 9(月) スクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラー来校 
  • 10(火) 第3回PTA役員理事会・拡大委員会
  • 11(水) 保育実習(生デ3年保)
  • 12(木) 販売実習閉校式(1年4限:多目的)   3年面接指導(6限)
  • 13(金) 就職壮行会(視聴覚教室:16:10〜)  県立高校バスツアー(直鞍地区) 特別時間割              SDGsドレス展:イオンモール直方(生デ)
  • 15(日) 被服検定 和・洋1・2級(生デ希望者)
  • 16(月) 敬老の日  就職試験解禁
  • 18(水) スクールカウンセラー来校  子育てサロン?  被服検定4級(生デ希望者)                    
  • 19(木) 第2回人権同和教育HR(1・2年)
  • 21(土) 情報処理検定課外    SDGsワークショップ(生デ1・2年・イオンモール直方)
  • 22(日) 秋分の日  第71回情報処理検定試験  
  • 23(月) 振替休日
  • 24(火) 生デ校外研修(生デ2年テーブルマナー)     
  • 26(木) 第2回人権同和教育HR(3年)  1年進路講話(6限) 音造4級・食物検定4級(生デ希望者)
  • 28(土) 保育検定 言看1・2級(生デ希望者)